意識すると良いことが起きそうなマインドセット
21 Oct 2015 | Misc基本、技術情報をブログに書いていますが、今日は趣を変えて、最近思うことを記しておきます。
今の会社に移って早10ヶ月。今までは割と小さな会社でしか働いたことがなく、会社の中で知らない人はおらず、自分の直属の上司が代表取締役、みたいな環境で育ってきました。しかし、現職では世界中に数百人という規模の社員が居て、色々部署があって、勝手も違うし最初は色々戸惑っていました。どっちが良い悪い、という話ではなく、単純に環境が違うなぁ、ということです。
しかしどんな環境でも、「こういう意識で動いていると、物事が良い方向に進むなー」っていうのが幾つかあるので書き残しておきます。
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直近のタスクをこなしつつ、中長期でやりたいこともぼんやりと考えておく
毎日忙しいですよね。目の前の仕事に追われて、自分何やってんのかなーと思うこともしばしば。でも1ヶ月先、半年先にやりたいことを考えておくと、それに向かうためのステップとして何とかやっていける気がします。私の場合、計画性はあんまり無いので、5年後の自分とか先のことまでは全く考えてないですけどw
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自分が知っていることは、シェアする
このブログもそうですが、自分が知っていることはなるべく共有するようにしています。同僚が何かHipchatとか、Skypeとか、メールとかで質問を投げた時、自分が答えられるようなことであればなるべく答えます。間違ってても正しい答えが得られるので怖がらずに発言をするように心がけてます。時差もあるし、英語だし、躊躇することも多々あるのですが。。滅多にリアクションしない人がいきなりオープンエアーな質問投げてもスルーされる可能性大ですよね。親切は人のためならず、です。
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自分が知らないことは、知ってそうな人につないであげる
これ、今の会社入ってすごく感じることです。例えば同僚や上司に何か質問すると、それに対する答えは持っていなくても、知ってそうな人を紹介してくれます。またその人も担当違いで別の人へたらい回しにされることもあるんですけど(笑) でも最終的には適切な人にたどり着くもんです。誰がどんなことをやってるか知っておく、人を紹介するスキルってのも重要ですね。これが自分で答えを伝えるよりも責任感薄れて時間もかからず、質問してきた人にとったら、「この人に聞いたらとりあえず何とかなる!」って思ってもらえるので非常に良いです。でも自分が答えるべき立場の場合は誠実に対応しましょう :)
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人がやっていることに興味を持つ
前日の適切な人を紹介するためには、普段から誰がどんなことやっているのかに気を配っておくことが役に立ちます。今の会社ではGithub上で新プロジェクトが作成される度に通知がきます。プロジェクト名だけでは良くわからないので、一応README位は読んで、雰囲気をつかみます。同僚が書いたブログや共有された記事も、とりあえず斜め読みして誰がどんなことに興味あるのかに興味を持つようにしておくと、ふとした瞬間に役に立ちます。初めて会う時に話しかけるきっかけにもなりますね。
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「違うなー」と思っても、まず認めてから他の手段を提案する
色んな考えがあるので、どれが一番正しいかは難しい問題です。人がやったことに納得できなくても、「いやいや、そうじゃなくてさー」とか反論してしまうと、向こうもガードを固めてしまい、議論が平行線のまま時間だけが過ぎてしまいます。なのでとりあえずどんなことが起きても、とりあえずそれも一つの考えだと認めて、「なるほど、そうだねー。こうすればより良くなるよ!」というように提案する位が良さそうです。
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やりたいことは、好きにやらせてもらう
外資系に入って、「俺だ俺だー!」みたいな感じでガンガンやりたいことやる人ばかりかと思いましたが、割とそうでもないなぁという印象です。自分がやりたいことを「やりたいです!」って言える人は世界中でも少数派なのかもしれません。なので言ったもん勝ちなのです。でも言う時にはそれなりに結果として期待することと、どう進めるのかのプランを立てて、納得してやらせてもらえるように努力しましょう。逆に「こんなことやっても意味ないよー」みたいなことは正直に言ってやらないで良いようにします。何でも好きに発言できない職場も多いと思いますが、言うようにするのと、はなっから言わないのは大きな差がある気がします。
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仕事、進んでるなー!って思えるようにする
山ほどあるタスクを無計画で手をつけていると全く前に進んでいる気がしません。なので毎日、優先的な作業を紙に書き起こして終わったら消し込んでいくようにしています。こうすると、今日何をやれば良いかはっきりするし、終わらなかったとしても翌日にまたそれを書けば良いのです。もし長い間終わらずに残っているタスクがあるなら、それはあまり重要なものではない可能性が高いです。そういうものは見切りをつけてさっさと忘れるようにしましょう。
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完璧を求めない、早めに出す
何か始めると、完璧に終わらせたいとつい思ってしまいます。特にエンジニアの方はそういうタイプが多いんじゃないでしょうか。でも、一生懸命時間をかけて作ったものでも、人に見せるとあんまりウケが良くなかったり、ということがあります。一人でじっくり考えるより、未完成でもある程度できたら人に見てもらってフィードバックを取り入れるサイクルを増やす方が、結果として良いものが出来上がると思います。一方、中途半端な状態で提出することが多くなると、ただの使えない人になってしまうので、自分のこだわりをどこまで注げられるかのバランスも重要ですね。
以上、日頃から意識している所をまとめてみました。改めて書き出してみると、まだまだ出来てないこともあるなぁ、と思うことが多々あります。これからも良い意味で「適当に」頑張っていきまーすw